【お勧めETF】1566 上場インデックスファンド新興国債券の紹介

個人的にお勧めできる上場投資信託(ETF)として、上場インデックスファンド新興国債券を紹介したいと思います。

高配当が大変魅力的ではありますが、あくまでもこれに集中投資といった位置づけのアセットではなく、サブ的な(コアではなくサテライト)位置づけでの投資がお勧めかと思います。

概要

当該商品は東証に上場している投信(Exchange Traded Funds)です。運用会社は日興AMであり、十分な組織体制と思われます。

配当利回り(18年8月31日) 6.39%
経費率 0.46%
設定日 2012年1月
平均デュレーション(金利感応度) 5.51
ファンド純資産残高(18年8月31日) 157億円

・配当金
配当は年間6回(奇数月)であり、大体1回につき500円程度支払っています。ということで、大体配当利回りは6%程度です。

・投資先
投資対象はブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスに合わせるとしています。投資対象はLC(現地通貨)建国債ということで、各々の国の市場での債券買付のイメージです。

ドル建て国債とは異なって、債券の流動性の低い国があったり、新興国通貨のリスクをそのまま負うというところは一つの大きな特徴かと思います。

なお、7月末のアロケーションは下記のとおりになっているようです。8月に市場を騒がせたアルゼンチン・トルコが数多く入っていないのは有難いですね。

・金利上昇リスク
債券クラスということで、気になるのは市場金利が上昇してしまうリスクです。金利が上昇してしまうと、保有している債券の価値は減少してしまいます。

イメージとしては、日本で住宅ローンを固定金利で借りるとします。貸す側(投資家・銀行再度)にとっては市場金利が上昇した場合、あまり美味しくない契約が残ってしまっている、と感じるのは何となくわかりませんかね。

平均デュレーションは約5年です。新興国はそもそもインフレ率が高いため、国債ですら10年を超えるような長期の銘柄は出物が少ないです。ブラジルやトルコで30年、などは投資家が怖くて買えません。個人的な感触としては許容範囲だと思っています。

金利のトレンドとしては米国の金利上昇と同時に、今後多少上昇する方向にあるかもしれませんが、タイミングや程度も含めて誰にも分からないところですね。逆張り投資家にとってはここ最近はいいタイミングかもしれません。

パフォーマンスなど

・ファンドの純資産総額は設定時より順調に拡大しています。

・インデックス(下記:ベンチマーク)と、分配金込み基準価額は動きは一緒ですが、乖離幅は拡大傾向にあるようです。

投資家側で注意すべき点

・リスクシナリオとしては、投資先である新興国のデフォルト懸念などがあげられます。これはつい最近トルコの通貨が半値になったということで、トルコリラ建の公募投信が2割減価することがありました。

新興国は金利自体は高いものの、その国のインフレ率(貨幣価値の減価)を織り込んだものであり、注意が必要です。

ここに関して、やぎのすけとしては若干楽観的に考えておりまして、経常収支が赤字で、外貨建(≒ドル建)の債務が重いのは、トルコ・アルゼンチンのみであり、他の諸外国は過去の通貨危機の時と比べると、外貨準備高は十分積み増されており、新興国債券市場全体がメルトダウンするような可能性は少ないのではないかと。

また、理論上は、金利の高低と通貨の強弱はオフセットされる中で、実質金利(国債金利ーインフレ率)の高さのみを見ていくと、デフォルトリスクが多少あるとしても、EM諸外国の債券は先進国と比べて魅力的かなと考えております。

・二番目に挙げられるリスクとしてはLC建債券への投資であるため、トラッキングエラー(インデックスと基準価額の乖離)がかなり大きいことです。
インデックスから信託報酬分(0.5%)くらい負けているのは、仕方ないかなーと、思って確認すると、それ以上であり、設定来でどんどん拡大していっております。

個人的な意見ですが、これはインデックスと比べて、LC建の国債の流動性がかなり低いからだと思われます。新興国は国債すらも売買を行う市場が未発達(セカンダリーでの取引高が薄い状況)であり、イールドカーブも非常にジクザクしています。
(イメージ→こちら ADBのAsia Bonds Online)

残念ながら本当の要因は何なのか、今後拡大の方向なのかについては、WEB上も見当たりませんので、留意が必要と考えております。

 

やぎのすけの投資方法

個人的な使い方としては、メインとなるNISA口座では米国株式(海外ETF)の買い付けを行っており、サブ(ポートフォリオの10%未満など)として同ETFの買い付けを行っているという状況です。

特定口座で投資すれば、自身の投資先が分散されて、損出しがしやすかったりするなど、個人的には現水準では一定保有してもいいかな、と考えております。但し、今後の乖離幅や配当推移は注視が必要と思っています。

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