CFA Ethics (Level1, 2) ポイントまとめ その2

前回の続きです。(CFA Ethical and professional standards の論点まとめ)
主にⅡ Integrity of capital markets、Ⅲ Duty to Clientsのポイントをまとめています。

Ⅱ Integrity of capital markets 続き

Ⅱ(B)Market manipulation

意図的に市場価格をゆがめるのは禁止。

Information based- 故意に虚偽の噂を流したりするようなこと、

Transaction based- 価格・取引高を意図的に高くするような見せ玉などは禁止。

Ⅲ Duty to Clients

Ⅲ(A) Loyalty, Prudence, Care

ここでは特に顧客(投資家)に対する義務の中で、特に投資家の最良執行義務や、ソフトダラー(Soft dollar, Soft commissions)の規制に関する義務が触れられています。

少し例も加えつつ、補足すると、投資家がとあるファンドを購入する場合、その裏では「運用会社が投資家から集めた資金」で証券会社に株式・債券等を発注しています。

この時の発注価格は低い方が、投資家にとっては助かりますし、手数料(コスト)は低い方が絶対にいいですよね。これが最良執行義務のイメージです。

証券会社と運用会社のトレーダーが癒着して、高い価格で買ったりするなどして投資家の利益相反とならないように諸外国では厳しく定められております。

また、ソフトダラーとは日本ではあまり聞きませんが、証券会社が運用会社から取引を行ってもらう見返りにその手数料の一部をリサーチサービスや情報ソフトウエア代に充てる慣行のことをいいます。

これ自体はルールで禁止されるものではありませんが、常に顧客のベストプライス・ベストエグゼキューションを遂行することを義務付けられています。

directed brokerage:client(投資家)が直接ブローカーを指名する方法を示し、こちらは投資家の利益相反にならないため、clientに対する物品やサービスの提供も併せて対象外。※ただし信託の受益者(年金投資家などの年金保険料を収めている人など)の賛同、理に適うようなものが前提。

これらのイメージはこちらのレポートが参考になります。
野村資本市場研究所のレポートが こちら

 

Ⅲ(B) Fair Dealing
全ての顧客に対し、公平に扱うべし。

例えば、どんな大口投資家に対してもサービスレベルが異なることは許されるが(一方はメールのみで、もう一方は説明に会いに行く、など)、顧客によって得られる情報のタイミングが異なるなどは違反。

また、IPOのsubscribeなどは顧客ごとにプロラタできちんと分ける。それが運用者(charterholderなど)の家族であっても、同様に平等に扱う(多く渡しても少なく渡してもダメ。」)

Ⅲ(C) Suitablity
顧客のニーズや知識・リスク許容度などに沿った提案を行うこと。

Understanding the client’s risk profile
運用者として顧客の投資に相談に乗ったり、実際にポートフォリオを運用していく際、まずは必ず事前に顧客の投資目的、リスク許容度を確認。
よく、例題では、年金受給者がインカムゲインを得たいのに非上場株・インフラ投資を進めたり、顧客との初の面談で、投資妙味のある株式がありますよ、、といったくだり(勿論どちらも×です)が出てきます。

Ⅲ(D) Performance Presentation
投資のパフォーマンスにつき、説明する際、正しい内容で表示、伝えるべし。

GIPS Standardを取り入れることを強く推奨しています。違反な例としては、過去の投資実績について、虚偽もしくは恣意的に抽出した内容で表示(パフォーマンスを高く見せようと)すること、などです。

やぎのすけがメモした単語

 

dump 売却する
pump- priming 呼び水戦略(ここでは、取引高を多く
見せて取引を呼び込むイメージで使用)
abide by 遵守、従う
tax break 節税対策
IRS 米国の内国歳入庁

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