CFA Ethics (Level1, 2) ポイントまとめ その1

以下、CFAの一単元である、Ethical and Professional Standardsについて自身が簡単にポイントをまとめてみたいと思います。

所感

・Level 1,2 について内容は大部分同じであり、同種の問題を問うような仕組みのようです。※一部異なっているのは、Level 1はGIPS、Level2 はResearchに関するトピックが別途用意されています。

・問題自体はひっかけも一定あるものの、きちんと例題演習を繰り返せば、合格基準に近づきやすい単元と感じます。

・読む文章が長いので、英単語語彙力はそれなりに必要と感じます。

 

全体概要

・Charterholder(資格保有者), candidate(受験生)両方が遵守しなければならない規則。
・Code of Ethicsは倫理規範の標語みたいなものです。
・Standards of professional conduct には、詳細な倫理及び職業行為規範が7章程度に分かれ、禁止事項、避けるべき事項、推奨すべき事項、必須事項などが例示されながらまとめられております。

schweserでは内容をまとめ過ぎているため、ここは特にテキストの問題演習、事例をよく読んだ方が良いと思います。

なお、日本CFA協会のサイトに日本語訳の概要が記載されているので参照してみて下さい。→こちら

以下、順にポイントのみ記載していきます。

Ⅰ Professionalism

Ⅰ(A) Knowledge of the Law

CFA協会の定めるルール、当局の規制についてしっかり把握し、遵守すべし、といった内容です。

よく問われるところではCFAのStandardsと勤務している国の当局等が定めるルールが異なる場合ですが、原則、厳しい方に準拠しましょう。相反するルールの場合、applicable lawを優先。

Ⅰ(B) Independence and Objectivity
自身が投資判断などを行う際に、独立性や客観性を常に担保できるような振る舞いを行うこと、といった章。「李下に冠を正さず」の精神ですね。

・oversubscribed IPO shares アナリストの個人用口座に与えるのは不可。
・bonuses, gift from clients 顧客からの贈り物はできる限り事前に(最低でも受け取る前に)会社に報告。それでも難しい場合、事後に会社・上司に報告。
・Travel funding 投資先等のIRミーティングや運用会社の定期モニタリングに行く際、できる限り自費(社費)で行くことを推奨。例外として相手方による費用提供については華美でなく、適切な情報収集の機会があれば違反としない。

日本は接待文化なので、これはまだまだ日本の会社できちんと出来ているか疑問ですね・・。米国(US コンプライアンスマニュアル)などと比較するとここの辺りのルールはかなり緩いと聞いています。

Ⅰ(C) Misrepresentation

顧客にリターンの保証をしてはいけない。ファンドのパフォーマンスを表示する際、cherrypickしてはいけない。(GIPSでも触れられます。)盗用はだめ、など。

Ⅰ(D) Misconduct

不正はいけません。

Ⅱ Integrity of Capital markets

市場に身を置く者として、資本市場の健全性を損なうような行為を慎むべしといった内容です。

Ⅱ(A)Material nonpublic information
material = 価格に影響を与えうる、投資家が投資判断に欲しくなるような情報
nonpublic=一般の市場に出回っていない情報

これらの情報によって取引を行うことは基本的に慎む。
日本だとファンドや国債などであれば、インサイダー規制に引っかからないのですが、全ての取引において駄目です。

情報を得た場合は、まずは開示を求めていき、開示が難しい場合、コンプライアンス部などに相談。その情報で所属する企業が取引を実施したり、投資推奨を変えないようにします。

・Mosaic theory(モザイク理論)
「重要でないが非開示の情報」と開示の情報にアナリストの分析が合わさってできた結果は上記違反の対象から除かれる。

・Personal trading limitations 企業は勤務者個人の取引につき、ルールを定め、定期的な報告を義務づける。

 

やぎのすけがメモした単語

私の語彙力で特に記録に残っていたものをご参考に記載いたします。

disciplinary sanction 懲戒処分
delegate an authority 権限を委任する
solicit せがむ、求める
claim the compliance 準拠の表明
acknowledge in writing 書面で認める
disseminate 開示する
entice 誘う
plagiarism 盗用

長くなってきたので、続きは次回に致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA